株式会社トレンドExpress
プレスリリース

トレンドExpress、今年の春節を前に中国SNSデータから訪日客のニーズを分析

日本で「したいこと」、カルチャーや美容、自然に触れる体験型消費が上昇中
“買い物意欲”は健在も、買い物の内容には変化の可能性あり

株式会社トレンドExpress(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 濵野智成、以下トレンドExpress)が運営する、中国の消費情報と中国SNSデータ(クチコミ)の分析ツールを提供するWEBメディア「中国トレンドExpress」( https://cte.trendexpress.jp/blog/ )は、まもなく迎える中国の旧正月「春節」を前に、中国人訪日客のニーズについて、「新浪微博(Weibo)」などの中国SNS(クチコミ)から分析いたしました。その一部を本レポートにてご紹介いたします。
中国では、日々の行動について、SNSへ投稿することが日本以上に日常的に行われており、消費行動にも大きな影響力をもっています。今回は、春節シーズンにおける訪日観光ニーズを探るため、今年の春節シーズンに訪日予定の人からの投稿が増える昨年の年末から年始時期にかけてのSNS投稿から、「買い物をしたい」「温泉に行きたい」といった、「○○したい」という希望が書かれたクチコミ情報を集計しランキングにしました。

なお、「中国トレンドExpress」では、春節シーズンの訪日観光に関してさまざまな角度から分析した記事を発信しています。
■2019年1月30日 【春節訪日観光】中国人訪日客が欲しい商品は?日本で楽しむ買い物体験
https://cte.trendexpress.jp/blog/20190130-inbound-newyear-2.html
■2019年1月25日 【春節訪日観光】 「モノからコトへ」ってホントなの? 変わる中国訪日客のニーズ変化をチェック
https://cte.trendexpress.jp/blog/20190124-inbound-newyear.html

【トピックス】
◆「握手会に参加したい」「美容院に行きたい」など体験型消費が上昇傾向
日本の現代ポップカルチャーの一端を担う「握手会」や、越境ECで高い人気を誇る日本製化粧品をきっかけに“日本の美”に関心が高まっていることから「美容院」が上位にランクイン。「温泉に入りたい」「エステに行きたい」など、スキンケアにちなんだ体験も人気となっています。

◆「お寺に行きたい」「森林浴をしたい」「スキューバダイビングをしたい」など、日本に癒しを求める人も多い
現在の中国は、日本以上に激動のビジネス環境で働く人も多く、SNS上では「春節くらいはゆっくり休みたい」といった声も多数あがっています。そのような人たちが、日本の凛としたお寺の雰囲気や、新鮮な空気を味わえる自然を通じて、「癒されたい・リフレッシュしたい」という想いをもって訪日するケースも増えています。

◆ランキング1位は依然「買い物したい」。ただし、買い物の内容には変化の可能性が…。
SNSデータ上では依然抜きん出ているのが「買い物したい」というクチコミ。観光庁の調査(※)からも訪日中国人は諸外国に比べて買い物消費額が高いことがわかります。しかし、買い物の内容には変化が生じている可能性があります。”爆買い”が大きく話題となった2014年の「○○したい」ランキング(参考資料①ご参照)を確認したところ、「ブランド品を安く買いたい」、「日本の家を買いたい」、「福袋が欲しい」など、欲しいモノに関するクチコミが散見されます。当時は、「日本に行く=何かを買う」という意識が強く、観光地を見て歩くといった部分は少なかったことが想像できます。最新のランキングでは「握手会」「美容院」「森林浴」など、中国本国で少しずつ現れてきている価値観の多様化の影響が感じられ、欲しいモノに関するクチコミは上位に無いことから、買い物の内容にも変化が表れていることが推測されます。(※2019年1月16日発表「訪日外国人消費動向調査2018年年間値(速報)」)

◆豪華なお城に住む“お殿様”への憧れから「お城に住みたい」、奈良公園人気から「鹿を見たい」など個性的な回答も
一見すると「?」マークがついてしまうクチコミですが、中国ではそのお城が繁栄していた当時のまま存在するケースが少ないことから、保存状態に優れ、天守閣まで登れる日本のお城を訪れると、「お城を見たい」といった表現を超えて「お城に住みたい」とクチコミされている模様です。「鹿を見たい」については、日本情緒に溢れ、京都等と比較してこぢんまりとした雰囲気の奈良に惹かれる人も多く、奈良公園を訪れて鹿と戯れたことをアピールするSNS投稿も多数見られることから上位にきていると思われます。

【調査概要】
集計期間:2019年分(2018年10月31日~2019年1月15日)、2018年分(2017年11月1日~2018年1月16日)、2017年分(2016年11月2日~2017年1月17日)
調査対象:新浪微博(Weibo)、WeChatパブリックアカウント、BBS、個人ブログに投稿されたクチコミデータ
調査項目:「日本で○○をしたい」等、日本でしたいことについて触れられた投稿文を抽出。

<引用・転載時のクレジット表記のお願い>
本リリースの引用・転載時には、必ず「中国トレンドExpress調べ」もしくは「トレンドExpress調べ」と明記ください。

【参考資料①】

【参考資料②】「ソーシャルバイヤー」とは?
・ソーシャルバイヤーとは、日本国内において個人で商品を買い付け、「WeChat(微信)」などSNSを使って、消費者(自身のSNSフォロワー)に商品特徴・使用感などを紹介(クチコミとして投稿)、販売を行う人たちの総称です。2014年頃話題になった”爆買いブーム“の火付け役と言われています。
・ソーシャルバイヤーは、SNSユーザーからの信頼が得られないと取引が成立しないため、「丁寧な説明・質問対応」「明確な価格設定」「商品発送の迅速さ」などがソーシャルバイヤー間で競われており、消費者からは「安心して本物が手に入る方法」として広く認知されています。

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